最近、高齢ドライバーによる交通事故がとても大きな問題になっていますね!
その事故原因は反射神経や運動機能の低下による誤操作のせいだと言われています。そのため高齢ドライバーの免許返納や更新試験に実技を取り入れるなどの対策が話し合われ、解決策の確立が急がれています。
しかしいろいろな家庭環境や生活環境があり、特に地方では公共交通機関が充実していない地域も多く、車が無いと生活に支障をきたすという実際問題もあるので制度改正等での早急な問題解決は難しそうです。
制度の見直しなどは時間がかかりますが、制度改正を待つのではなくドライバーの誤操作による事故をなるだけ減らせるようなサポートカーの開発などが進んでいます。
その中の一つと言えるのが『ワンペダル』です。
アクセルとブレーキを一体化させ、足元での誤操作を無くす為に開発されました。車を買い替える事無く、部品交換だけでワンペダル車にります。
ワンペダルの気になる誤操作防止の効果や購入方法などを調べてみました。
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ワンペダルの誤操作防止の効果は?特徴をリサーチしてみた
ワンペダルを装着、使用する事により3つの効果が期待できます。
その3つを紹介します。
効果その1.ブレーキとアクセルの踏み間違えがない
高齢ドライバーによる交通事故の原因として最も多いと言われているのがブレーキとアクセルの踏み間違えによる事故です。
このワンペダルに変える事により、一番の事故原因である踏み間違えをする事を無くす効果が期待できます。
歩行者の急な飛び出しやとっさの判断が必要な時、ブレーキとアクセルの判断が出来ずにアクセルを踏み込んでしまう事が事故に繋がっています。二つあるペダルを一つにしてしまう事で物理的に『踏み間違える』という行為が無くなる事になります。
効果その2.事故の回避・最小化
先にも述べた効果ですが、二つのペダルを一つにすることで「踏み間違い」「踏み損ない」「ブレーキの踏み遅れ」がありません。アクセルからブレーキペダルへの足の移動がいらない為ブレーキをかけるまでの時間も短くなりますので、事故の回避、被害の最小化に大きな効果が期待できます。
交通事故は1秒単位の差で事故の大小が変わってきます。少しでも反応や動作が遅れればそれが大きな事故に繋がる事になります。
一つのペダルで足の移動無くブレーキやアクセルの操作が出来ればその縮まった数秒で事故を回避したり、被害を最小に留めたりする効果があると言えるでしょう。
効果その3.高齢の方や右足が不自由な方でも安全に安心して運転できる
高齢者もそうですが、事故や病気などで右足が不自由になってしまった方でも、ブレーキとアクセルが一つになっている事で安全に運転できる仕様になっています。
運転中は、ペダルに常に足が乗った状態ですから「踏めば止まる!」という安心感から、心にも余裕をもって運転ができます。また、とっさの時に万が一パニックになったとしても足を踏み込めば止まるので素早い動きや複雑な判断をする必要がありません。
高齢の方が若い人に比べて運動能力や判断力が低下するのは仕方がない事ですが、このワンペダルを仕様する事で運動能力や判断力が低下した分を補うだけの効果が期待できます。
購入方法・価格や体験試乗会の有無を調査
購入方法
ワンペダルはナルセ機材有限会社が国内および国際特許を取得した商品です。
購入にはナルセさんへ購入希望の連絡をますします。その後に車の車種や足元周りの寸法を測り、取り付け可能となった場合に成約となります。
基本的には熊本県にあるナルセさんへ車を持ち込んでの申し込みや取り付けになるようですが、熊本県外の方が購入希望の場合でもちゃんと対応していました。
県外の方も同様に、購入申し込みの連絡を入れます。そして、ご自分の利用されているディーラーや修理工をナルセさんにお知らせして、そちらと直接やりとりをし装着可能と判断された場合に成約となります。
ワンペダルの価格は?
ワンペダルは片足で操作をするシングルタイプと、両足を乗せて操作するダブルタイプの二種類があり、タイプによって価格が違います。
ヤナセ機材有限会社HPより
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車を持ち込む場合は、シングルタイプ170,000円(税込み183,600円)。ダブルタイプ200,000円(税込み216,000円)。
取り付けを他社に委託する場合は、シングルタイプ200,000円(税込み216,000円)。ダブルタイプは230,000円(税込み248,400円)。
価格は平成27年10月現在の価格であり、予告なく変更される場合があります。
また、上記価格は本体のみの価格となっています。寸法測定費や取り付け費用が別途かかります。
助成金制度など公的支援はあります
身体障碍者手帳をお持ちの方はワンペダル購入費用を助成金制度で賄う事が出来ます。
ほとんどの自治体で助成金制度が適用されていますが、 各自治体によって条件・助成金額など異なりますので自治体の担当窓口(区・市役所、村・町役場の福祉課など)に確認してみましょう。
また、身体に障害が無い方でも高齢ドライバーに対しての助成を行っている自治体もあるようなので、お住いの地域の自治体窓口へ問い合わせてみるのもおススメです。
2019年6月に東京都の小池栄子都知事が緊急対策として急発進を防ぐなど事故防止に効果的な装置の取り付けに対する補助金を新たに実施すると明言し、補助額は取り付けなどにかかった費用の9割を東京都が負担するとしました。
高齢ドライバーの誤操作防止・事故防止の為に力を入れている自治体が増え始めているので、誤操作防止装置を付ける経済的負担を軽減される様になってくるでしょう。
体験試乗が出来る場所や試乗会開催は?
ナルセさんでは、たくさんの人に体験してもらうために随時試乗を受け付けています。
試乗できる場所や試乗会開催の情報を調べてみました。
体験試乗が出来る場所はナルセ機材有限会社(熊本)と寺原自動車学校(熊本)です。
ナルセ機材有限会社では、無料テストコースにて試走が可能です。試乗希望は事前に予約が必要になります。お問い合わせはこちら
寺原自動車学校では基本料金5,400円(税込)50分、で体験試乗ができます。こちらも事前に予約が必要になります。お問い合わせはこちら
この他に県外の方にも試乗してもらえるように、熊本県外でも定期的に無料試乗会を開催されています。
ナルセ機材有限会社さんのHPで開催日時などチェックして、お近くで試乗会開催の時には行ってみたいですね!ナルセ機材有限会社HP
また、体験試乗や試乗会開催など行くのが難しい方にはワンペダルのデモ機を無料で貸し出しもしています。
まとめ
ワンペダルと言う、車の新しい安全装置の紹介をさせてもらいました。
ワンペダルには主に3つの誤操作防止の効果がありました。
- 事故の回避・最小化
- ブレーキとアクセルの踏み間違えが無い
- 高齢の方や右足が不自由な方でも安全に操作できる
ワンペダルの取り扱いは熊本のナルセ機材有限会社さんだけですが、電話やメールでの申し込みで県外の希望者の方でも購入する事ができます。
価格はヤナセさんに車を持ち込む場合はワンペダル170,000円(税込み183,600円)。ダブルペダル200,000円(税込み216,000円)。
取り付けを他社に委託する場合は、シングルタイプ200,000円(税込み216,000円)。ダブルタイプは230,000円(税込み248,400円)になります。
購入前にワンペダルの操作や使用感を知りたい方の為に、熊本県内でのワンペダル車試乗を予約にて受け付けています。また県外での無料試乗会も定期的に行われているので、試乗してみたい方はナルセ機材有限会社さんに直接お問い合わせをおすすめします。
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